Ebb-C-PMPS <Tenshing KAZAMA>
TP01
- 商品詳細
アーティストであり僧侶でもある私は、様々な家へお参りにいきます。
仏壇のある床の間には、異国から入り込んできた多種多様な「文化」が
混在していることに気づきます。
そこで見かける「水引」という文化は、仏教でも神道でも使われますが、
もともとは中国から入った封緘(ふうかん)を自国の風習に呼応させたもの。
しかし、その根底には、「宗教」という概念が輸入される以前からあった
日本人の世俗的な「信仰」が反映されていると感じています。
2011年の震災後、津波が到達した「浸水線」に沿うようにして、
多くの神社が建てられている事実が明らかになりました。
「宗教」とは、ある「信仰」を存続させていくためのシステムであり、
その存在意義は、大きな時間軸によって作られる「知の積層」なのです。
「Ebb」は「引き潮」という意味です。
日本は現在、物理的な波、社会的な波、様々な波の脅威に晒されていますが、
どんな波に飲まれたとしても、形を変えて残るのが「真の文化」だと思うのです。
そして、この日本において今後も「真の文化」を紡ぎ続けていくためには
宗教とアートの間に垣間見える「信仰」を改めて見つめ直す必要があります。
フラットシューズ
SIZE 20.5cm〜26.5cm 全13サイズ
ヒールの高さ:1cm
素材:ポリエステル材
加工:プリント,ソール部レーザー彫刻